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2014年11月

2014年11月17日 (月)

2014 3回目の「甦る」仕込み作業 in 鈴木酒造店長井蔵

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去る11月15日、鈴木酒造店長井蔵にて福幸ファームが酒米として生産した「さわのはな」を使って仕込み作業が行われました。(下記のURLをクリックすると山形新聞紹介の記事が読めます。)

http://yamagata-np.jp/news/201411/16/kj_2014111600359.php

震災後この作業も3回目を数え、ここから生まれた「人の輪が」これまで以上に大きく広がっていることを感じさせられるものでした。

1升瓶で1年目が700本、2年目が1400本生産されてきたこのお酒は、今年は2400本を醸造する予定で、年々増産されているということこそが「人の輪の広がり」を裏付けるものかもしれません。

この日はお昼から大人こども合わせて約30名が鈴木酒造店長井蔵に集まり、蔵の2階にある座敷にて蔵元杜氏で専務の鈴木大介さん自らが腕を振るってくれた「波江やきそば」や当農場提供の「さわのは」や野菜で作られたおむすびに漬け物で腹ごしらえしてからの作業となりました。どれもこだわりの食材を利用したものばかりで、これだけでもかなりレア、どこでも食べられるというものではありません!

作業は、こしきの上の蒸された後ですでに冷やされた酒米を集まっていただいた皆さんと手分けしながらタンクの中に投入するというものですが、タンク内の米を撹拌する「櫂(かい)入れ」の作業では、「米の重みで疲れる〜」などの声があがり、こちらも分担して行いました。

一つ一つの作業ごとに大介さんから作業に対する説明があり、参加者からは「勉強になる」との声が聞かれました。

作業終了後、この会の最後として福島から避難し、今回参加していただいたみなさんから一言ずつ言葉をいただきましたが、それぞれに考え方と事情があり、「避難者」としてひとくくりにはできないと感じました。

(昨年福幸ファームの農作業に参加し、福島に残る旦那さまと家族が毎日を共に暮らせるようにとこの春長井から米沢に移られたHさんもこの日は子供達を連れて駆けつけてくれましたが、子供達同士も久しぶりの再会が嬉しかったようです。ただ別れ際には大泣きする子もいて、幼いにもかかわらず既に多くの友達と出会いや別れを繰り返してきた子供たちのことを考えると複雑な気持ちになりました。原発事故に発生した避難者における数々の問題は多くが手つかずのままなのです。)

長井市はじめ、今回参加していただいた当農場ボランティア、避難者、社会福祉協議会、甦るプロジェクト、支援者のみなさん、誠にありがとうございました。

おいしいお酒を作りながら、飲みながらの復興支援が今後も継続できるようがんばります。


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