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2013年12月

2013年12月 2日 (月)

ほかでは聞けない放射能のはなし/いわき放射能市民測定室「tarachine」代表・織田好孝講演会終了!

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フェイスブック等でお伝えしていました通り、去る11月23日(土)山形県置賜総合支庁避難者交流推進事業 ・ レインボープラン“絆”循環プロジェクトの交流イベントとして企画された「ほかでは聞けない放射能のはなし/NPO法人いわき放射能市民測定室「tarachine」http://www.iwakisokuteishitu.com/代表・織田好孝講演会」が長井市生涯学習プラザ2階大研修室で行われました。

※tarachineの活動についてはこちらの動画をご覧下さい
http://www.youtube.com/watch?v=CjFLAI8d--Y

山形では今月11日に、平年に比べて7日早く、昨年より10日早い初雪を観測し地元では畑の解体作業や雪囲いなどで気がもめる中、当初予定されていた人数を上回る方々(57名!)にお集りいただき会場はほぼ満杯状態の中での開会となりました。

震災の記憶が風化することが懸念され、さらには主催者側の広報不足も否めない状況でこれだけ多くの参加者を得た事は、原発事故における放射能問題への不安が福島県民のみならずここ山形県内でも静かに広がっていることを感じさせました。

主催者挨拶、講師紹介を経て、まず資料映像として昨年放送されたNHK・ETV特集から「チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第2回ウクライナは訴える」を見ていただきました。
http://www.at-douga.com/?p=5927

Photo_2映像の中で紹介されるウクライナ北部の町「コロステン」が移住勧告地域(1〜5mSv)と放射線管理地域(0.5〜1mSv)が混在する場所であることから、放送後この番組は長井に避難した方々の間で、福島県内にも似たような場所が数多く存在するとして話題になっていたものです。

福島県への帰還が進む中で、それでもなお避難し続ける人たちが何故いるのかを受け入れ先である山形の方々にも是非考えてもらいたいという思いでこの映像を選びました。

Photo_3コロステンの子供達たちの生々しい証言に衝撃を受けた方が多かったようで、終了後のアンケートでも
・とにかく福島をウクライナにしないこと…。
・国はチェルノブイリの経験なぜ活かさないのか?
・このような講演を県内各地で行って欲しい。
などのコメントが寄せられました。

上映後は織田好孝先生の講演です。被災地としてのいわき市の状況や先生が「いわき放射能市民測定室tarachine」の代表になった経緯、tarachineの活動報告などを説明いただいた後、その活動で得られたデーターに基づいて普段ではあまり聞けない貴重なお話をしていただきました。

例えば…

・福島県以外にも汚染地帯があるものの、福島県ほど注意が払われないためにそこを産地とした放射性 物質を含む食材がすでにスーパーなどに流通してしまっていること。

・各地に設置されたモニタリングポストの中には放射線量が低めに表示されるよう設定されているもの がある。

・外にいても家の中にいてもあまり線量は変わらない。

・福島の甲状腺検査で「これまでに26人でがんが見つかっています」というのは本当は「癌の摘出手 術をしなくてはならない」と認定されたのが59名でうち手術済27名(26悪性+1良性)手術待ち32 名ということ。

などなど他にも私たちが普段当然として受け入れているものの実態を丁寧に教えていただきました。

織田先生、ありがとうござました。

原発事故が現在進行形である以上、現在の福島が抱える問題に共に向き合うことは私たち自身の明日に向き合うことでもあります。そしてそのような中で、昨年から当農場が取り組んできた避難者支援「“絆”循環プロジェクト」の活動を今年一年振り返ってみて感じる事は、避難して来た方々と受け入れ先の住民の方々が昨年以上につながりを深めて活動を共にするようになったということです。

特に震災&原発事故直後は受け入れ側一方からのアプローチだったものが、ここに来て福島側からアクション(浪江焼きそばのおふるまい)や情報提供(今回の放射能情報)などがあり、双方を理解する場面を作れたようで嬉しく思います。

プロジェクトを通じて得られた出会いを絆に変え、東北の復興に寄与出来るよう頑張りますので、みなさん今後ともよろしくお願い致します。

2013年12月 1日 (日)

「甦る」仕込み体験交流会2013in 鈴木酒造店長井蔵

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P1020376_r600去る11月17日日曜日、前日の相馬野馬追太鼓の演奏会の興奮が覚めやらぬ中、今年で2回目の純米吟醸酒「甦る」の仕込み作業が(株)鈴木酒造店長井蔵で行われました。もともと当農場の「“絆”循環プロジェクト」はこの「甦る」作りを発案したことがきっかけに始まったもので、福島からの避難者と受け入れ先の長井市民及び支援者が恊働で酒米として「さわのはな」を栽培することで、それぞれの交流を深めることを目的にしています。

昨年は1年目ということもあり、この作業に対する参加者は主に避難者が中心となって行われましたが、2回目の今年は田植えや稲刈りに避難者以外にも、長井市民、支援団体の方々も含め、約60名以上のご参加をいただき、今回の仕込み作業にも、避難者家族のほか、長井市内の酒販店、福島県内の酒販店の方が参加するなど、この取り組みの広がりを伺い知るものとなりました。(当農場からは理事長、事務局長が参加しました!)

蔵元杜氏の鈴木大介さんから純米吟醸酒「甦る」に込められた私たちの願いを語っていただき、この日の作業を説明してもらうと、早速作業が始まりました。

P1020396昨年行った「仕込み作業」に加え、蒸した酒米のかたまりをほぐし広げる「床もみ作業」や「洗米作業」も加わり、昨年よりもさらに踏み込ん酒造り体験。みな最初は慣れない作業に不安そうな様子でしたが、だんだんと熱がこもってきたようです。

作業終了後は、福幸ファームの里芋で作っていただいた「芋煮」と、さわのはなのおにぎり、食後のスィーツ「安納いも」をみんなで食べて、とても充実したひとときをすごすことができました。

純米吟醸「甦る」は3月11日発売となりますが、2月1日は試飲会を企画しております。発売より一足早く多くの方に味わっていただきたいと思います。楽しみにお待ち下さい!

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