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2012年12月

2012年12月13日 (木)

「甦る」作りで甦れ!in 鈴木酒造長井蔵

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報告が遅れましたが、去る12/8(土)鈴木酒造長井蔵にて福幸ファームで栽培した酒米「さわのはな」の仕込み作業を行いました。

古くから地元に伝わる品種の米「さわのはな」で作ったレインボープラン認証ブランドの純米酒「甦る」。これを福島から避難して長井に来られた方々に主体となっていただき、「復興支援酒」として作ることを思い立ったのが今年の1月でした。

そして2月の頭、昨年福島県の浪江町から長井市に避難し酒造りを始めた鈴木酒造さんに協力をお願いしたところ二つ返事で了承していただき、このプロジェクトが現実的に動き始めたのでした。

その後、避難者農場を「福幸ファーム」と名付け活動を始めたのが3月28日。酒米作りのスタートとして皆で苗箱の土入れをしたのが4月23日。それから5月の田植え、9月の稲刈りを経てたどり着いたこの日の仕込み作業。一連の作業に携わってきた避難者の方々は感無量の面持ちでした。

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この日の作業はすでに蒸かし上げ乾かした米をタンクの中に入れる作業で、皆作業着と帽子を身につけ一人一人が始めは恐る恐る、その後は慣れた手つきでお米をタンクに沈めた後、タンクの中をかき回す「櫂入れ」の作業もみなで体験する事が出来ました。

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鈴木さんには作業の指導のみならず、酒造りの行程を全て見学させていただき皆大変勉強になったと大喜び。いわき市、福島市、南相馬市からの避難者、レインボープラン市民農場事務局長の横山さん、そしてなんと鎌倉から賛助会員の上野夫妻も新幹線に乗り駆けつけてくれ、和やかな雰囲気の中作業を行うことができました。

みなさん、ありがとうございました!!

福島県から県外に避難された方々の現状について少し述べさせていただきますと、「原発事故子ども・被災者支援法」が6月21日に成立していながら具体策が策定されておらず、その間福島県は11月5日、災害救助法に基づく避難者のための福島県外の借り上げ住宅の新規受付を12月28日で終了すると発表しました。

県民の県外流出を防ぐという完全に誤った「復興」策のおかげで、「支援法」が成立したにもかかわらず、避難者の生きていく権利が奪われていく一方という状況が生まれつつあります。

そのような中での今回の仕込み作業。複雑な心境で作業に臨む方もいたようですが、それでもこの復興支援酒を故郷に届けたい、福島県の方々に飲んでもらいたいという思いは強いようでした。

どんなお酒になるか楽しみです。
2月2日は試飲会を予定していますので、みなさん是非飲みに来て下さい!!


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